日本の総人口は戦後 増加傾向が続き、1967年に1億19万6000人となり初めて1億人を突破しました。その後も増加傾向が続き、2008年にピークを迎えました。しかしその後は減少傾向に転じ、2025年3月19日総務省が公表した人口推計によると、昨年の日本の総人口は、推計で1億2380万2000人と、14年連続の減少となりました。外国人を除いた日本人の人口は昨年から89万人あまり減り、過去最大の減り幅となっています。(出典:総務省『人口推計(2024年(令和6年)10月確定値、2025年(令和7年)3月概算値)』(2025年3月19日公表))
この人口減少は様々な産業において、労働力不足などの深刻な影響を及ぼすことが危惧されています。
特に医療分野においては医療・介護人員が減少することにより、提供するサービスの質の低下、働く職員一人一人の心身の疲労など、様々な影響が生じる可能性があります。
当法人では、この課題を解決するための方法としてDXの推進を進めており、4月よりRPA(Robotic Process Automation(ロボティック・プロセス・オートメーション))というシステムの運用を開始しました。RPAは、パソコン上で動作する仮想的なロボットを作成し、人間が従来行ってきた事務作業をロボットが代行するというシステムです。ロボットは法人の職員が現場の職員と協業し、内製していますので、現場の働きに合わせた柔軟な開発とチューンアップが可能です。
当法人は、この取り組みを通して、職員がパソコンに向き合う時間を最小化させ、患者・利用者と向き合う時間を最大化させることを目指していきたいと考えています。