峡西病院の入院
Hospitalization
精神科治療の3本柱
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患者さんとの対話を重視した薬剤調整
医師が診察を行い、患者さんの病気や症状にあった適切な薬を処方して治療を行います。処方内容に関するご希望がおありの方は、主治医にご相談ください。最適な薬が処方できるように、調整を行います。
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ゆっくり休むことも大切な治療
ストレスが引き金となって、病気を発症する方は少なくありません。
入院し、日頃の生活から一歩離れることで、そのストレスから解放され、気持ちに余裕が持てるようになります。 -
病気の理解・その人らしい生活の応援
・自らの病気について学習する機会を設けています。医師から原因や治療法などをお伝えするほか、再発予防の方法、ストレスとの向き合い方、利用可能な制度など、病気についての知識を専門の職員から総合的にお伝えします。正しい知識を得ることで、退院後も安心して生活できるようになります。
・作業療法が利用できます。生活リズムをつけたり、人づきあいの練習をしたりすることで、患者さんが再びその方らしく生活できるようにお手伝いします。
峡西病院は医師や看護師だけでなく、臨床心理士や作業療法士などの様々な職種によるチーム医療を提供することで、患者さんの早期治療・早期退院を支援しています。
また、退院後の生活に不安を抱えてらっしゃる場合は、担当ソーシャルワーカーが相談に乗ることもできます。
入院中に受けられる治療・ケア
入院後は、服薬・休息・リハビリテーションを組み合わせた治療を受けていただきます。
具体的には、当院で作成したクリニカルパスに沿った治療を行います。
(クリニカルパスとは)
治療の標準的な経過をスケジュール表のようにまとめたものです。たとえば「いつ頃から薬を飲み始めるのか」「いつ頃から病気の説明を受け始めるのか」「いつ頃から自宅に外泊するのか」などの情報が段階を追って説明できるようになっています。入院される際には、それらの情報をまとめた『クリニカルパスシート』をお渡ししてご説明いたします。
また、当院では医師や看護師、薬剤師、作業療法士などの治療にかかわる職員で『クリニカルパスミーティング』という会議を定期的に行い、患者さんの情報を共有したり、各職種の意見を治療に反映させたりしています。そのミーティングを行う際にも職員用の『クリニカルパスシート』を用いて、現在の治療段階を確認し、その段階に沿ったケアを提供しています。
患者さんのメリット
・入院から退院までに受ける治療が分かりやすくなります。
・退院時期が分かるため、退院に向けた準備がしやすくなります。
・患者さんご自身が治療に積極的に参加しやすくなります。
職員のメリット
・『クリニカルパスミーティング』に多くの職種が集まることで情報が共有できるため、治療やケアを円滑に提供でき、チーム医療の推進に貢献します。
・入院期間が長期化してしまったケースとクリニカルパスの標準的な経過とを比較し、長期化した原因や今後に向けた対策が検討できるため、治療内容の改善につなげられます。
一日の流れ
入院中に受けられる治療内容については、患者さんによって異なります。主治医と患者さんの相談の上、適切な治療を受けていただきます。イラストで治療内容を説明します。
平均入院期間
平均入院期間については、こちらをご覧ください。
売店・コインランドリーについて
売店(天竺物産)
月曜~金曜日 | 9:00~17:00 |
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入院中に使用するコップや歯ブラシなども取り扱っておりますので、ご利用ください。)
(コインランドリー)
アスピール病棟(A病棟)・ブリエ病棟(B病棟)・クレル病棟(C病棟)の病棟内にコインランドリーを設置しています。
※料金:洗濯(1回)300円 乾燥(30分)100円
面会・外泊について
(面会について)
面会時間 9:30~19:00
[A・B・C病棟]総合受付(与進館1階)にお申し出ください。
[RS病棟]如春館通用口から館内にお入りください。
患者さんご自身の希望や病状によっては、ご面会をご遠慮いただくこともありますので、ご了承ください。
(外泊について)
※外泊を希望される場合は、主治医やご家族と相談の上、事前にお申し出ください。
※お食事の提供を中止しなければならないため、お早目にお申し出ください。